釣り用レインウェアおすすめ比較|防水透湿と価格で選ぶコツ

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釣り用レインウェアおすすめ比較|防水透湿と価格で選ぶコツ

こんにちは、みぞけんの釣行記のみぞけんです。

名古屋港の堤防に通っていると、天気予報が「くもり」なのに、いざ着いたらパラパラと降り出す日がけっこうあります。私も最初のころは、ホームセンターの安いカッパを持っていくだけでした。ところが、キャストを繰り返していると背中がびっしょり。雨で濡れたのか、汗で濡れたのか分からない状態になって、寒くて早上がりした経験が何度もあります。

釣り用のレインウェアは、値段の幅がとても広いジャンルです。数千円で買えるものから、3万円を超えるものまで並んでいて、正直どこに線を引けばいいのか迷うと思います。この記事では、防水性と透湿性という2つの数字を軸に、予算別でどんな選び方をすれば後悔しにくいのかを、私なりの考えでまとめました。

あなたの釣りのスタイルに合わせて、ちょうどいい1着を見つける手がかりにしてもらえたらうれしいです。

  • 釣り用レインウェアと普通の雨具の違い
  • 防水性と透湿性の数値で選ぶときの目安
  • 予算別に見たレインウェアの比較と向いている使い方
  • 船釣りやレディース向けで気をつけたいポイント
目次

釣りの雨具は普通のレインコートと何が違うのか

この章では、そもそも釣り用のレインウェアが何を求められている道具なのかを、通勤用のレインコートやホームセンターのカッパと比べながら説明します。ここを押さえておくと、値段の差がどこから来ているのかが見えてきますよ。

傘がさせない釣り場で雨具に求められること

釣りをしているとき、傘はまずさせません。両手は竿とリールでふさがっていますし、堤防や船の上では風で傘が飛ばされるのがオチです。だから、雨をしのぐ手段はレインウェア1枚に絞られます。

しかも、釣りの時間は長いです。通勤の雨なら駅まで10分ほど耐えればいいですが、釣りは2時間、3時間と雨に打たれ続けることがざらにあります。この「長時間、しかも動きながら」という条件が、普段使いの雨具との一番の違いかなと思います。

加えて、キャストやしゃがむ動作のたびに生地が引っ張られ、縫い目に負担がかかります。安い雨具は、この繰り返しに耐えられずに縫い目から水がしみてくることが多いです。

私が最初に失敗したのも、まさにこの部分でした。名古屋港でクロダイを狙った釣行で夕方から夜にかけて粘っていたとき、肩と背中の縫い目がじわじわ濡れてきて、気づいたらインナーまで冷たくなっていたんです。あのときの寒さは、今でもよく覚えています。

防水性と透湿性の数値の見方

耐水圧は、どれくらいの水の圧力まで生地が水を通さないかを表す数値です。単位はミリで、数字が大きいほど水をはじく力がしっかりしています。一般的な目安として、傘が数百ミリ、普通のレインコートが2,000ミリ前後、釣りやアウトドア向けのモデルは10,000ミリ以上のものが多いです。

もう1つの透湿性は、体から出た汗の水蒸気を、生地がどれくらい外に逃がせるかという数値です。単位は「g/㎡/24h」で、1平方メートルの生地が24時間に何グラムの水蒸気を通せるかを示しています。数字が大きいほど蒸れにくいということになります。

ここで大事なのは、耐水圧だけ高くても、透湿性が低ければ中は汗でびしょ濡れになるという点です。雨は防げても、自分の汗で濡れてしまっては意味がありません。逆に、透湿性が高くても耐水圧が足りなければ、長時間の雨で生地から水がしみてきます。

数値の目安(あくまで一般的な目安です)

・耐水圧:短時間の小雨なら5,000ミリ前後、本降りや長時間なら10,000ミリ以上が安心

・透湿性:じっとしている釣りなら3,000〜5,000g程度、よく動く釣りなら8,000g以上あると快適

数値はメーカーの試験方法によっても差が出るため、正確な性能は各メーカーの公式サイトで確認してください。

ちなみに、雨の降り方は気象庁が1時間あたりの雨量で分類していて、10ミリ以上になると「ザーザーと降る」と表現されるレベルになります。地面一面に水たまりができ、傘をさしていても濡れるような雨です。(出典:気象庁『雨の強さと降り方』)こういう雨の中で釣りを続けるなら、耐水圧10,000ミリ以上のモデルを選んでおいた方が無難かなと思います。

動きやすさと安全性も判断材料になる

数値ばかりに目がいきがちですが、実際に釣り場で着てみると、動きやすさの差がかなり効いてきます。生地が硬くてゴワゴワするものは、キャストのたびに肩が引っかかって、集中力が落ちるんですよ。

釣り専用のモデルは、腕を上げても裾が上がりにくい袖の付け根や、ひざを曲げやすい立体的な裁断になっています。こうした細かい作りの違いが、値段に反映されている部分でもあります。

それから、忘れてはいけないのが安全面です。裾が長すぎるレインウェアは、堤防のロープやタックルボックスに引っかかる原因になります。サイズはゆったりめが基本ですが、裾や袖の長さは体に合ったものを選び、ライフジャケットを上からきちんと装着できるかも購入前に確認しておいてください。

釣りレインウェアの選び方で失敗しない5つの基準

ここからは、実際に商品を比べるときに私がチェックしている基準を、順番に説明していきます。数値だけでなく、着脱や収納、細かい作りまで含めて見ていくと、自分に合った1着が絞り込みやすくなりますよ。

耐水圧と透湿性のバランスで選ぶ

1つ目の基準は、前の章で触れた2つの数値のバランスです。多くの人が「とにかく耐水圧が高いもの」を選びがちですが、私はむしろ透湿性を重視した方がいいと考えています。

というのも、釣りで一番つらいのは「雨で濡れること」ではなく「汗で蒸れて体が冷えること」だからです。特に春や秋の名古屋港は、日が落ちると一気に冷え込むので、蒸れたまま夕方を迎えるとかなりしんどいです。

そのため、私は耐水圧10,000ミリ以上を最低ラインとしたうえで、透湿性がなるべく高いものを選ぶようにしています。同じ耐水圧なら、透湿性が高い方を選ぶ。この順番で考えると、失敗が減るかもしれません。

着脱のしやすさと収納性

2つ目は、着たり脱いだりのしやすさです。釣りの最中に雨が降り出したとき、ライフジャケットを外して、レインウェアを着て、またライフジャケットを着る。この手間が面倒だと、つい「もう少し様子を見よう」と着るのを後回しにして、結局びしょ濡れになります。

前開きのファスナーが大きくて開けやすいか、フードを収納できるか、パンツの裾にファスナーがあって靴を履いたまま履けるかといった点は、実際の釣り場でかなり違いを生みます。とりわけ、パンツの裾ファスナーは地味に便利です。

収納性も見逃せません。堤防の短時間釣行なら、コンパクトにたためてタックルバッグの隅に入るものが理想です。一方、船釣りではかさばっても構わないので、丈夫さを優先していいと思います。

フードや袖口など細かい部分の作り

3つ目は、フード、袖口、首元といった細かい部分の作りです。ここは安いモデルと高いモデルで一番差が出るところかなと感じています。

フードは、つばがしっかりしていて、後ろのひもで顔まわりを絞れるものがおすすめです。つばが柔らかいと、雨が顔に流れ込んできますし、風で視界がふさがれてキャストどころではなくなります。

袖口は、面ファスナーで絞れるタイプが便利です。竿を上に構えたときに、袖口から雨が入ってくるのを防げます。首元も、あご下まで止められるものだと、首筋から水が入りにくくなります。

縫い目の裏側にも注目

防水生地でも、縫い目の針穴からは水が入ります。それを防ぐために、縫い目の裏にテープを貼って目止めしているのが「シームテープ加工」です。裏地をめくって縫い目にテープが貼ってあるかどうかを確認するだけで、そのレインウェアの実力がある程度わかります。全ての縫い目に貼ってある「フルシーム」なら、長時間の雨でも安心感が違いますよ。

釣りのスタイル別に優先順位を変える

4つ目は、自分の釣りのスタイルに合わせて優先順位を変えることです。同じレインウェアでも、堤防でのちょい釣りと、沖に出る船釣りとでは、求める性能がまるで違います。

堤防で2〜3時間の釣りをする人なら、多少透湿性が低くても、軽くて持ち運びやすいものの方が出番が多くなります。反対に、朝から夕方まで船に乗る人は、蒸れにくさと丈夫さを最優先にすべきです。船では波しぶきを浴び続けるので、耐水圧にも余裕がほしいところ。

そして5つ目の基準は、季節です。夏の釣りなら通気性重視で薄手のもの、冬なら防寒着の上から着られるサイズ感のものと、季節ごとに使い分けるのが理想です。ただ、いきなり2着そろえるのは大変なので、まずは自分が一番よく行く季節と釣り場に合わせて1着選ぶのが現実的かなと思います。

◆みぞけんのワンポイントアドバイス

私は名古屋港での堤防釣りと、たまに出るレンタルボート釣りで、レインウェアを分けています。堤防用は軽くてコンパクトなもの、船用は上下セットの丈夫なものです。最初は1着でどちらもこなそうとしていましたが、どっちつかずで結局買い直しました。あなたがよく行く釣り場をひとつ思い浮かべて、そこに合わせて選ぶのが、遠回りしないコツだと思いますよ。

予算別に見る釣りレインウェアのおすすめ比較

この章では、価格帯を3つに分けて、それぞれの価格帯で何が期待できて、何が期待できないのかを比較していきます。値段と性能の関係が見えてくると、自分がどこまでお金をかけるべきかが判断しやすくなりますよ。なお、ここで挙げる価格帯はあくまで一般的な目安で、セールや時期によって変わります。

5,000円以下の安いレインウェアの実力

まずは、5,000円以下で買える安いレインウェアです。ホームセンターや作業着店、通販サイトで手に入る価格帯で、上下セットでもこの値段に収まるものが多くあります。

この価格帯の特徴を正直に言うと、耐水圧はそれなりにあっても、透湿性がほとんどないものが多いです。生地の裏にポリウレタンなどのコーティングをして防水しているタイプが主流で、雨は防げますが、中の汗は逃げません。だから、動く釣りをすると内側がすぐに蒸れてきます。

とはいえ、堤防で1〜2時間ほとんど動かずに待つエサ釣りや、急な雨に備えて車に1着積んでおく使い方なら、この価格帯で十分だと思います。

安いレインウェアで気をつけたいこと

・透湿性がないため、キャストを繰り返す釣りでは汗で蒸れやすい

・生地の裏のコーティングは、使ううちに剥がれてベタつくことがある

・縫い目の目止めがされていない場合、長時間の雨で水がしみてくる

価格の安さに引かれて買ったものの、1シーズンで買い替えることになれば、結果的に高くつくこともあります。

1万円前後で狙えるコスパの良いモデル

次に、1万円前後の価格帯です。釣り具メーカーの入門クラスや、アウトドアメーカーの定番モデルがこのあたりに集まっていて、最初の1着として一番おすすめしやすい価格帯だと思っています。

この価格帯になると、耐水圧10,000ミリ以上、透湿性5,000g前後のものが選べるようになります。メーカー独自の防水透湿素材を使ったモデルも多く、安いものと比べると蒸れの少なさが体感でわかるレベルです。

釣り具メーカーのモデルは、釣り人が使うことを前提に作られているので、フードのつばや袖口の絞り、ポケットの位置といった細かい作りも気が利いています。竿を振ったときに肩が引っかかりにくい裁断になっているものも多いですね。

私が今、堤防用として使っているのもこのクラスです。春から秋の名古屋港なら、雨の日に半日粘ってもインナーが不快になることはほとんどありません。もちろん真夏に動き回ればそれなりに汗はかきますが、安いカッパのときのような「内側がびしょびしょ」という状態にはならないです。

2万円以上の高性能モデルを選ぶ価値

最後に、2万円以上の高性能モデルです。この価格帯では、耐水圧20,000ミリ以上、透湿性10,000g以上といったスペックが当たり前になってきます。有名な防水透湿素材を使ったモデルや、釣り具メーカーの上位シリーズがここに入ります。

ここまで来ると、雨を防ぐのは当然として、「いかに蒸れずに快適に釣りを続けられるか」が主眼になります。生地が薄くて軽いのに丈夫で、動きやすさもまるで違う。1日中着ていても疲れにくいというのが、高いモデルの一番の価値かなと思います。

船釣りをよくする人や、雨でも釣りに行く頻度が高い人には、この価格帯を選ぶ価値があります。1回の釣行で数時間、それが年に何十回と積み重なれば、快適さの差は大きいです。逆に言えば、年に数回しか雨の日に釣りをしない人には、少しもったいないかもしれません。

予算別の比較表

ここまでの内容を、価格帯ごとに比べやすいように表にしました。数値はあくまで一般的な目安で、実際の性能は商品ごとに違います。購入前には、必ずメーカーの公式サイトや商品ページで正確な情報を確認してください。

価格帯の目安 耐水圧の目安 透湿性の目安 向いている釣り 気をつけたい点
5,000円以下 3,000〜10,000ミリ ほぼなし〜3,000g 堤防での短時間、待ちの釣り、車の常備用 蒸れやすく、耐久性は期待しにくい
1万円前後 10,000ミリ以上 5,000g前後 堤防や磯での半日釣行、初めての1着 上着のみの場合はパンツ代が別にかかる
2万円以上 20,000ミリ以上 10,000g以上 船釣り、長時間釣行、雨でも通う人 釣行回数が少ないと割高に感じることも

耐水圧は1万円前後でも十分な数値に届くので、お金をかける意味があるのは、主に透湿性と耐久性、そして動きやすさだと考えてもらえれば間違いないと思います。

釣り用レインウェアは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販でも豊富に取り扱いがあります。同じモデルでも店舗によって価格やポイント還元が違うことがあるので、いくつか見比べてから決めるとお得に手に入るかもしれません。

船釣りで使うレインウェアやレインスーツの選び方

この章では、船釣りに絞ってレインウェアの選び方を説明します。船の上は堤防とは環境がまるで違うので、同じ「釣り用」でも求めるものが変わってきます。上下セットのレインスーツが定番になっている理由から見ていきましょう。

船釣りで上下セットのレインスーツが定番な理由

船釣りでは、上着だけでなくパンツも含めた上下セットのレインスーツを着るのが基本です。なぜなら、船の上では雨だけでなく、波しぶきや魚の血、エサの汁など、あらゆるものが下半身にかかるからです。

特に、座って釣る場面が多い船釣りでは、お尻やひざが濡れた船べりや床に触れます。パンツを履いていないと、雨が降っていなくても下半身がびしょ濡れになることがよくあります。だから、船釣りでは晴れていてもレインスーツのパンツだけは履いておく人が多いんですよ。

私がレンタルボートで沖に出るときも、必ず上下セットで乗り込みます。以前、パンツを忘れて上着だけで出たことがありましたが、波しぶきでジーンズが重くなって、帰りの運転が本当に不快でした。マリーナ河芸から出たときの様子は、レンタルボートで船釣りをした釣行記にまとめているので、船の上の雰囲気をつかみたい人は参考にしてみてください。

波しぶきと風を防ぐための注意点

船の上は、雨より風がやっかいです。走行中は常に前から風を受けますし、波しぶきが横や下から吹き込んできます。つまり、上から降ってくる雨だけを想定した作りでは不十分だということです。

この点で見ておきたいのが、フードと首元の作りです。フードは風でめくれないように、しっかり絞れるものを選んでください。首元は、あごの下まで覆える高さがあると、走行中の風で体温を奪われにくくなります。

船釣り用レインスーツで確認したい5つのポイント

・上下セットで、パンツの股上が深く座っても背中が出ない

・フードと首元、袖口をしっかり絞れる

・ひざやお尻が補強されていて擦れに耐えられる

・ライフジャケットを上から着ても動きやすいサイズ感

・魚の血やヌメリを水で洗い流しやすい生地

夏の船釣りは蒸れ対策が最優先

夏の船釣りは、雨よりも暑さとの戦いです。日差しをさえぎるものがない船の上で、防水のレインスーツを着ていると、内側は蒸し風呂のようになります。ここで透湿性の差が、そのまま快適さの差として現れます。

夏用としては、透湿性の高い薄手のモデルを選ぶのが基本です。脇の下に通気用のファスナーが付いているモデルなら、開けて熱を逃がせるのでかなり楽になります。値段は上がりますが、真夏に船で1日過ごすなら、この機能はあって損はないです。

なお、夏場の船上では熱中症のリスクも無視できません。レインスーツを着て暑いと感じたら、無理せず脱いで休憩を挟んでください。安全に関わる判断は、船長の指示や自分の体調を最優先にしてほしいです。

レディース向けの釣りレインウェアを選ぶポイント

この章では、女性が釣り用レインウェアを選ぶときに気をつけたいポイントをまとめます。レディース専用モデルが少ないジャンルなので、サイズ感やメンズモデルの流用についても触れていきます。

サイズ感とシルエットの考え方

レディース向けの釣りレインウェアは種類が増えてきましたが、まだ選択肢は限られています。まずは女性向けのサイズやカラーを用意している釣り具メーカーから探すのがいいでしょう。サイズを選ぶときの考え方は、基本的にメンズと同じです。中に着る服を含めて、動いたときに突っ張らないゆとりがあるか。ここが一番大事です。とりわけ秋から冬は、フリースやダウンの上から着ることになるので、普段着のサイズより1つ大きめを選ぶ人が多いですね。

ただし、大きすぎると袖や裾が余って、竿を扱うときに邪魔になります。袖口や裾を絞れる作りになっていれば、多少大きくても調整できるので、絞り機能の有無を確認しておくと失敗しにくいです。

◆みぞけんのワンポイントアドバイス

レインウェアは「雨の日だけの道具」だと思われがちですが、実は風よけとしてもかなり優秀です。名古屋港は冬の北西風が強烈で、晴れていてもレインウェアを上に羽織るだけで体感温度が全然違います。だから、雨が降らなくても釣りに持っていく価値があるんです。防寒着の上から羽織れるサイズを選んでおくと、秋冬の出番がぐっと増えますよ。

メンズモデルを流用するときの注意点

気に入ったレディースモデルが見つからない場合、メンズの小さいサイズを流用するという選択肢もあります。その際に気をつけたいのは、肩幅と袖の長さです。メンズは肩幅が広めに作られているので、同じ身長でも肩が落ちて袖が長くなりがち。袖が長いと、リールを巻くときに袖口が手にかぶってきて、けっこうストレスになります。袖口の面ファスナーでしっかり絞れるモデルを選ぶか、店頭で試着してから決めるのが安心です。

パンツについては、股上と股下のバランスが違うので、ウエストで合わせると裾が長すぎることがあります。裾を折り返して履ける作りか、もしくはサイズ表で股下の長さを確認してから買うといいでしょう。通販で買う場合は、サイズ表の数値をきちんと見ておくことをおすすめします。

安いレインウェアを長持ちさせる使い方と手入れ

この章では、買ったレインウェアをなるべく長く使うための手入れの方法を説明します。特に安いモデルは手入れ次第で寿命が大きく変わるので、釣行後にちょっとだけ手間をかけてみてください。

釣行後の洗い方と乾かし方

釣りから帰ったら、レインウェアはまず真水で洗い流してください。海水の塩分や魚の汚れをそのままにしておくと、生地のコーティングや撥水加工が傷みやすくなります。これは値段に関係なく、全てのレインウェアに言えることです。

洗うときは、洗濯機のおしゃれ着コースか手洗いで、洗剤は中性洗剤を少量にします。柔軟剤は撥水性能を落とす原因になるので使いません。ファスナーや面ファスナーは閉じた状態で洗うと、生地が傷つきにくいです。

乾かすときは、直射日光を避けて風通しのいい日陰に干します。裏返してから干すと、内側のコーティング面がしっかり乾いてベタつきを防げます。乾燥機は生地を傷めることがあるので、メーカーが認めている場合以外は避けた方がいいですね。

撥水スプレーで性能を取り戻す方法

使い込んだレインウェアは、生地の表面の撥水加工が落ちてきて、雨が玉にならずにベタッと生地に広がるようになります。この状態になると、防水はしていても表面が水を含んで重くなり、透湿性も落ちてしまいます。

そこで役立つのが、市販の撥水スプレーです。洗って乾かしたレインウェアに、屋外で全体にまんべんなく吹きかけて、しっかり乾かすだけ。これだけで、水をはじく力がかなり戻ります。

ただ、熱で傷む生地もあるので、使う前に必ずスプレーの説明とレインウェアの洗濯表示を確認してください。私は年2回ほどかけ直していますが、この手入れをするかしないかで、快適に使える年数がずいぶん変わる印象です。

◆みぞけんのワンポイントアドバイス

釣りから帰ってすぐは疲れていて、レインウェアを丸めたまま車に放置しがちです。私も何度かやって、次に開いたときにカビ臭くて泣きました。面倒でも、帰ったらまずベランダのハンガーにかける。それだけでカビとベタつきはかなり防げます。「洗うのは翌日でいいから、とりあえず広げて干す」と決めておくと続けやすいですよ。

釣り用レインウェアに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 釣り用のレインウェアと、普通のレインコートは何が違うのですか?

A. 一番の違いは、長時間動きながら着ることを前提に作られているかどうかです。釣り用は、汗を逃がす透湿性を備えているものが多く、キャストやしゃがむ動作がしやすい裁断になっています。フードや袖口を絞れる作りや、縫い目の目止めなど、雨と風が横から来る釣り場ならではの工夫もされています。普通のレインコートでも短時間なら使えますが、蒸れと動きにくさで差が出やすいです。

Q2. 釣り用レインウェアは安いものでも大丈夫ですか?

A. 使い方次第だと思います。堤防で1〜2時間、あまり動かない釣りをするなら、5,000円以下のものでも十分に役目を果たします。ただ、透湿性がほとんどないものが多いので、キャストを繰り返す釣りや長時間の釣行では、汗で蒸れて体が冷えやすいです。よく釣りに行く人ほど、1万円前後の透湿性のあるモデルを選んだ方が、結果的に満足しやすいかなと思います。

Q3. 船釣りのレインスーツはどんなものを選べばいいですか?

A. 上下セットで、フードや首元、袖口をしっかり絞れるものを選んでください。船の上は雨だけでなく波しぶきや風が横から来るので、隙間を減らせる作りが大切です。ひざやお尻が補強されているモデルなら、船べりに触れても擦り切れにくいです。夏に乗るなら透湿性の高いもの、冬なら防寒着の上から着られるサイズ感のものを選ぶと快適に過ごせます。

Q4. 耐水圧と透湿性はどれくらいの数値があれば安心ですか?

A. 一般的な目安として、耐水圧は10,000ミリ以上、透湿性は5,000g/㎡/24h以上あれば、多くの釣りで不満を感じにくいと思います。船釣りや長時間の釣行なら、耐水圧20,000ミリ、透湿性10,000g以上のモデルだとより快適です。ただし、数値はメーカーの試験方法によって差があるため、正確な性能は各メーカーの公式サイトで確認してください。

まとめ

釣り用のレインウェア選びで大切なのは、安さだけで決めないことです。耐水圧と透湿性のバランス、動きやすさ、そして自分の釣りのスタイルに合っているか。この3つがそろって、初めて「買ってよかった」と思える1着になります。

  • 釣り用は長時間動きながら着るため、透湿性と動きやすさが普通の雨具との一番の違い
  • 耐水圧10,000ミリ以上、透湿性5,000g以上が最初の1着の目安
  • 5,000円以下は短時間や車の常備用、1万円前後は最初の1着、2万円以上は船や長時間釣行向け
  • 船釣りは上下セットで、フードや袖口を絞れて補強のあるモデルを選ぶ
  • レディースはサイズ表で肩幅と袖、股下を確認し、絞り機能のあるものが調整しやすい
  • 釣行後は真水で洗って日陰干し、撥水スプレーで手入れをすれば長持ちする

短時間の堤防釣りならコスパ重視、船や長時間の釣行なら蒸れにくくて丈夫なモデルを優先する。この考え方で選べば、大きく失敗することはないかなと思います。

記事の中で挙げた価格や数値は、あくまで一般的な目安です。実際の性能や価格は商品ごとに違いますし、時期によっても変わります。購入前には必ずメーカーの公式サイトや販売ページで正確な情報を確認してください。また、荒天時の釣行そのものの判断は、天気予報や船長の指示を最優先にして、安全第一で楽しんでほしいです。

雨の日の釣りが「しんどい時間」ではなく「魚が活性化するチャンス」に変わるきっかけになればうれしいです。

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